EPISODE 01
技術を高めて挑む
ある意味、釣り好きの究極形。
あなたの現在の仕事内容を教えてください
釣り鈎の成形において、鈎先を尖らせる「尖頭」という工程を主に担当しています。「尖頭」や「鈎成形」の作業工程は、機械を使っての作業になりますが、スイッチひとつで「ガチャガチャ」とオートメーションでできる作業ではないので、自分の技術をアップさせていく事と、その技術を安定して発揮できるよう心がけています。
仕事をやっていて好きなところは、自分が加工の作業を進めるのにしたがって、目に見えて製品が出来上がっていくというところで、ゼロコンマ1ミリの世界で機械を調整したり、眼に見ることのできない領域を想像力を旺盛にして、具体的に把握していく作業にロマンを感じたりします。製造工程に問題が発生した場合にも、段取りを精査して原因を究明し、当該工程に使用する機械を調整するなどして、状況をクリアできた時には大きな満足感があります。
自分が作った製品は釣具屋さんの売り場にあるとわかるので、見ている人や買っている人、使っている人がいるととても嬉しくなります。自分が作った釣り鈎を使って釣りにも行くので、ある意味「釣り好きの究極形」とも思いながら、楽しく業務に取り組んでいます。
EPISODE 02
責任を持って取り組んで
納得する結果を積み重ねていきたい。
仕事のやりがいを教えてください
仕事をする時は、固定概念を持たずにできるだけ制限を外して物事を考え、新しい事に常にフレッシュな気持ちで挑戦するようにしています。自分が納得できないものを作りたくないので、必ず納得できるところまで突き詰めてから製品化するようにしています。仕事で妥協するとモチベーションも下がってしまいますし、「世の中に出す」という事に責任を持って仕事を続けていきたいと思っています。そうやって仕事に真面目に向かうことができて、納得が得られる度に「やりがい」がだんだん大きくなっていくようなイメージです。
現在はまだまだ試行錯誤というか、求める道の途中で、その先に大きな「やりがい」を感じられるように一所懸命にやっている状態かも知れません。
二十歳前後の頃、フィリピンに海外工場を立ち上げる案件があり、何度か海外に出張をしたのですが、初回の時に一人で行く事になってしまって、かなりドキドキした経験があります。その時は、ただただあたふたとしていただけでしたが、自分が関わることで業務が前進していくという事も積み重ねるとやがて「やりがい」になっていくのだなと思えるようになりました。
EPISODE 03
色々な人に接して、学びながら
自分の存在意義を高めていきたい。
これからの目標を教えてください
まず、身近なところだと「製造部署内でムードメーカーになれるよう頑張りたい」という目標があります。コミュニケーションの要というか、お話の橋渡しができて、上司や後輩にも気軽に話しかけてもらえる存在でありたいと思います。人に興味を持って接することができて、相手からも興味を持たれる自分でありたい。職場でも趣味の場所でも、釣りというジャンルを通じて幅広い年齢層の色々な人と関わりを持つことができるので、個性と客観性を発揮しながら交流を持って、釣り人としても技術者としても成長していきたいです。
もう一つは「部署外でも活躍出来るような自分を目指したい」という目標で、具体的には、「製造者として見地から釣り好きの人に製品の良さを伝えていきたい」とか、「広報や営業の方面に専門的な知識をわかりやすい形で共有できるようにしていきたい」と言うものです。
二つの目標に取り組むことで、頼りにされるよう知識を蓄えたり、技術を高めたりと、自分が成長できるよう日々を進んでいきたいと思っています。
ある一日のスケジュール
DAIRY SCHEDULE
08:30
- 出 社
- その日の作業の段取り確認など。
08:50
- 業務開始
- 喜びと感動を生み出せる釣り鈎づくりに励みます。
12:00
- 昼食・休憩
- オン・オフは明確にしっかり休憩します。
13:00
- 業務開始
- 午後の制作業務を開始します。
15:00
- 休憩(10分間)
- 集中力のためのリフレッシュタイム。
18:00
- 終 業 / 退 社
- 翌日のスケジュールを確認して退社。